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日本の美術工芸を世界へ 京都・泉涌寺で特別展「センソリウム」開催

2025.10.25 15:50

 歴史と伝統を継承しつつ、現代に響く新たな表現を切り開くアーティストたちの作品を展示する「センソリウム」(関西イノベーションセンター・大阪市)が、11月13日(木)〜16日(日)に京都の泉涌寺(せんにゅうじ)で開催される。歴史的な空間に、現代工芸の新しい息吹が重なる特別展だ。10時〜16時30分(17時閉門)。主催は「日本の美術工芸を世界へ実行委員会」、共催は一般社団法人関西イノベーションセンター/京都府、後 援・寺田倉庫株式会社/TOUCH GROUP株式会社/株式会社ランドリーム、協力・泉涌寺/京都仏教会。監修・キュレーターを黒澤 浩美氏が務める。

 工芸が本来有する素材感と技術の精緻さを基盤に、その造形を現代的な意味作用へと展開する作品を紹介する。ガラスや紙、土、漆、天然繊維、皮、樹脂などの素材を用い、試行と修練を重ねた手技によって形を生み出す16人のアーティストたちの作品だ。

京都市東山区・泉涌寺

 「センソリウム」は、視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚という五感を総体として捉えた言葉。工芸作品を見る時、素材の質感や手技の痕跡は、単なる視覚的な鑑賞を超えて、触覚や記憶を呼び覚ます身体的な体験になる。会場の泉涌寺は、歴代天皇の菩提寺として知られる寺院でもあり、豊かな自然と静かな空気が満ちる空間ごと、記憶に残る体験になる。

黒澤 浩美 Kurosawa Hiromi(前 金沢21世紀美術館チーフ・ キュレーター)

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