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「名探偵コナン」でも取り上げられた「旧江戸川乱歩邸」が、ついにリニューアルオープン

2025.05.05 11:00
旧江戸川乱歩邸外観(右側が新設された収蔵庫)

 立教大学(東京)は、改修工事のため2024年1月から休館していた「旧江戸川乱歩邸」(立教大学池袋キャンパス敷地内)の一般公開を5月19日から再開する。明智小五郎や怪人二十面相が登場する探偵小説や怪奇小説の大家として知られた江戸川乱歩(1894〜1965)は、引っ越し魔といわれるほど転居を繰り返したが、1934(昭和9)年、立教大学に隣接するこの邸宅に移り住むと、終の棲家として約30年間住み続けた。

 立教大学は、2002年に邸宅と旧蔵書、資料を譲り受け、06年に江戸川乱歩記念大衆文化研究センターを設立。以来、管理・保存・公開を中心に刊行物や展示、イベントなどを行ってきたが、立教学院創立150周年記念事業の一環としてリニューアルを決断。24年5月から改修工事を進めていたところ、漏水やシロアリ被害による建材の劣化、度重なる増改築による屋根の形状の複雑化などが判明し、建物の安全性や耐久性を確保するための追加工事などを行い、ようやく今回のリニューアルオープンにこぎ着けた。

 乱歩が暮らした母屋と洋館の改修に加え、旧蔵資料を保存するための収蔵庫を新設。邸内には展示室を新たに設け、「作家・乱歩と人間・太郎、二つの人生に出会う場」をコンセプトに、所蔵資料が展示されている。ちなみにテレビアニメ「名探偵コナン」(日本テレビ系)で昨秋、「乱歩邸殺人事件」というエピソードが放送されたことで、注目度が一気に増した。一般公開は、月・水・金曜日(※祝日の場合は休館)の10時30分〜16時。入場は無料で予約も必要ない。また、今回のリニューアルオープンに合わせ、5月18日(日)に記念イベント「江戸川乱歩DAY」が立教大学池袋キャンパスで開催される。トークショーや記念シンポジウムなどが予定されている。今後も、池袋全体を舞台としたさまざまなイベントが実施されるという。

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